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happy life [happy life]

~暑いな、おい~

「今日はいちだんと暑いな」
「だね~、悠樹くんまだかな?」
足音がする、悠樹だ。
「なんじゃそれ」
ムシカゴ2つ、ムシアミ。
「昆虫とかいたらな~と思って、こっちこカゴはカブトムシとか、こっちのは水中の虫とかだよ!」
ま、いっか、自然に触れるのは悪いことではない。
「んじゃまずここは、川な。みんなは「くね川」って言ってるぞ」
「川がくねくねしてるからね、そんなにでかくはないけど」
「おお、水がきれいだね。あっちのほうは水がこんなに透明じゃないよ」
「そしてそこが、三つ葉の木。な、よく三つ葉のクローバーがみつかるところにある木だから「三つ葉の木」だ」
「ここにカブトムシとかいるの?」
「まぁ夕方とかになれば出るだろ」
「んじゃ今夜一緒にとりにいこう!」
「おいおい、明日でいいだろ、今日は案内だけ」
「お兄ちゃんったら、めんどくさがり屋さんなんだから」
ずんずんと、川にそって歩いていく。
「ここは小学校と中学校、おなじ敷地内にあるんだぞ」
「なるほど」
「ここで毎年、盆踊りやるんだよ!今年の浴衣はなにかな~?」
「ぼく、盆踊りなんて踊れないよ」
「大丈夫!喜衣が教えてあげる!」
そしてまた歩いていく。
「ここは一面田んぼだな」
「おお~、お米がいっぱい」
さらに歩いていく。
「おおおおお!いい景色だね」
「町一番の景色だよ!」
喜衣が説明する。その間おれはそばの水路を見てみる。イモリがよくいるんだが、今はいないか、まぁ帰りにはいるだろ。
さらに歩いて山の一番てっぺんにきた。
「んじゃ弁当ももってきたし、ここで食べるか」
「うん!いっただっきまーす」
二人とも楽しそうでなによりだ。

30分くらい遊んで。
「よし、そろそろ帰るぞ」
「はーい」
帰り道、悠樹がさっきの水路で
「おお!何これ!?」
「うーん、アカハライモリだな」
そういうと悠樹はカゴに水をいれ、アミでイモリを6匹くらいすくい、俺がオスとメスを選び、ほかの4匹は逃がしてあげた。
「腹に毒があるからな、気をつけろよ。」
「おおお、かわいいね」
喜衣も初めてみたのか?
「大事に飼えよ」
そのあともうろうろしながら帰って、家についたのは4時ごろ。
「イモリは何食べるの~?」
「そこらへんの土ほればミミズがいるから、それをあげればいい、もしくはこの亀の餌でも上げとけばいい」
「んじゃ、ミミズとってくるね~」
悠樹はミミズをとってきて、イモリが食べやすそうなサイズに切ってカゴの中にいれた、ほかにも石などももってきてそれも入れた。
「おお~たべたたべた!」
「3、4日に一回でいいから、水かえしっかりやれよ」
「うん」
さーて、俺は宿題でもやるか。


~夏の試練~  へ続く。
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